心疾患に対抗するための人間ドック

三代成人疾患の中でも、心疾患は日本人の死亡率が2位のハイリスクな疾患です。ちなみに1位は悪性腫瘍、2位が心疾患、3位が脳血管疾患となっています。特に40~50代の働き盛りの男性が罹りやすいと言われています。すっかり年をとってから起こる疾患ではなく、働き盛りの40~50代に罹りやすいというのが怖い所です。

普通の健康診断を受けていたとしても発見が難しく、特に狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患では発見が遅くなるケースも多いです。狭心症になると常に薬を飲まなければならなくなり、服薬を忘れると心臓発作が出るなど、生活に支障が出てきます。また、狭心症は他の心臓の病気のリスクを高めてしまうので厄介です。そこで受けたいのが心臓の人間ドックです。

一般に心臓ドックと言われるもので、早めに病気を見つけることが出来ます。人間ドックを受けておいたほうが良い例として、息切れ・胸痛・動悸の症状がある人が当てはまります。虚血性心疾患は症状が現れないと病気が見えないケースが多いので、人間ドックで早い段階で病気を見える化しておくことが大切です。そのほか、健康診断や他の人間ドックで高血圧・糖尿病・高脂血症などのリスクが高いと言われた経験がある人や、喫煙歴が長い人や肥満気味の人、家族に心筋梗塞や狭心症を患った経験がある人などはハイリスク群に入ります。

心臓は命の要ともなる重要な器官ですから、長生きのためにも心臓ドックを受けておくと安心です。

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