がん検診からがん治療へ

がんという病気は以前までは治らないという印象が強かったのですが、現在は医学の進歩によりがん検診での診断の正確さによって治療が可能ながんの種類が多くなってきました。そして、治療と聞いてとても大がかりな手術をイメージされる方も多いですが、短期間での侵襲の少ない治療も多くなってきました。特に大腸がんや胃がん、食道がんの消化管に対するがん治療です。粘膜上皮にできたがんをがん検診により早期発見を行うことで、今までは大腸や胃、食道の切除を行わなければならず、長い時間入院しなければなりませんでした。

しかし、現在では内視鏡で粘膜のがん細胞のみを切除する治療が行われるようになったため、1泊2日などの短期間での入院が可能となり時間的、金銭的負担も少なくなりました。また、手術の場合にも内視鏡での手術が増えてきました。内視鏡の手術の場合、以前は大きく開いて手術を行っていたため傷口が大きく傷の治りに時間がかかっていたのですが、現在では内視鏡や医療器具の出し入れを行う穴を開けるだけで、小さな傷での手術が可能となったため傷口の治療にも時間がかからず入院期間も短くなりました。しかし、これらの治療が行えるのは早期のがんのみです。

がんの進行が進み内視鏡を使っての切除でのリスクが高い場合には低侵襲な手術を受けることはできません。そのため、がんを完治させることはもちろんのこと、がんの治療による様々な負担を軽減させるためにも定期的にがん検診を行い、早期にがんを見つけることが必要です。

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