がん検診で死亡率の低下

年に一度は学校や、職場などで健康診断を受けると思いますが、健診は身体に異常がないかを判断する内容で病気を特定して検査するものではありません。がん検診のように特定の病気に絞って検査する事とで病気の早期発見と、早期治療で助かる命があります。欧米ではがん検診が盛んに行われていて、近年ではがんによる死亡率が減少傾向にあるようです。もちろん禁煙や、バランスの取れた食事など生活習慣を見直す取り組みも大きな要因ではありますが、やはりがん検診の取り組みも大きな貢献をしています。

90年代後半からがんによる死亡率が減少傾向にあるアメリカと依然増加傾向が続く日本。医療レベルのあまり変わらないアメリカと日本ですが、減少と増加の間にがん検診の受診率の違いが関係ないとは言いきれません。アメリカでは乳がんと子宮頸がんの検診を中心に行われていて、受診率はおおよそ7~8割と言われています。しかし日本はまだ4割程度です。

日本のがん死亡率を下げていくためには治療の発展と、生活習慣の見直し、検診の拡大が重要になります。私たち自身で出来ることは生活習慣を見直し、がん検診の定期的な受診です。自分自身で、がんを未然に防ぐ事と出来るだけ早期発見ができるように環境を整えていく事です。以前の様に、がんは全く抵抗のできない病ではなくなった印象があります。

著名人の方にも、がんから見事に復活を遂げて華々しく活躍している方もいらっしゃいます。健康でいられるに越した事はありませんが、その為には日々の行いと定期的な検診が私たち自身で出来ることです。

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