人間ドックで見つけにくい仮面高血圧について

家で血圧を測っても高くないのに、なぜか人間ドックの時に血圧を測ると高くなる、という人は意外と多く、白衣を見ると血圧が高くなる事から、白衣高血圧と呼ばれます。これとは逆に、人間ドックやかかりつけ医で血圧を測っても基準値内であるのに、家や職場で測ると高いと言う人がいます。このようなタイプの高血圧を「仮面高血圧」と呼んでいます。家で血圧を測る習慣がない人は、人間ドックでは非常に見つけにくいタイプの高血圧です。

仮面高血圧にはいくつかのタイプがあります。1つは寝起きの血圧が高い早朝高血圧タイプです。夜寝ている間も血圧が下がらず朝も高いタイプと、朝目覚める前後に血圧が急上昇するタイプがあります。早朝高血圧は、1日中血圧が高い持続性高血圧よりも、心筋梗塞などの血管イベントを起こしやすいことが判っています。

2つ目のタイプは、昼間の活動時に高いタイプです。昼間、職場のストレスや喫煙などで高くなるタイプで、休日の血圧は落ち着いているケースもあります。逆に奥様方の中に、夫が家にいる休日昼間だけ血圧が高くなるという人もいます。3つ目は夜間高血圧タイプです。

夜寝ている間に血圧が高くなります。朝になっても血圧が下がらず、早朝高血圧と併せ持つこともあります。夜間に降圧しないタイプや、夜間に昇圧するタイプは、心筋梗塞や脳出血などの血管イベントや臓器障害のリスクが高いというデータがあります。このような仮面高血圧を見逃さない方法としては、家庭でも血圧を測ることです。

そしてもう一つは、いつも朝に人間ドックを受けている人は、今度は午後や夕方に受けてみる、いつも午後の人は朝に検査を受けてみるなどと、時間を変えて人間ドックを受けるみるの一方法です。ホーチミンのクリニックのことならこちら

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