クリニックでは患者の体を調べるためにCT検査を行うことがあります。CT検査ではX線を誓って体の断面を撮影し、心臓や大動脈、気管支、肝臓など様々な部位の病変を見つけることができます。検査では装置に仰向けになって寝るだけです。ガントリーという円形の穴に寝台ごと入って、目的の部位にX線を照射します。
見逃しのないように撮影するために、スキャンする位置を少しずつずらすので、およそ5分~15分かかります。X線を当てた時に体が動くと画像が乱れるので、腹部や胸部のCT検査ではじっとして指示に従って息を止めます。クリニックではより正確に小さな病変まで発見する目的で造影剤を使うことがあります。これはヨード造影剤というもので、腕の静脈から注入します。
ヨード剤は改良が進んでいるので、副作用の心配はほとんどありません。造影剤を使わずに病変を発見しそこねて、病気が悪化する方が患者への負担が大きいです。最近は非イオン性造影剤という副作用の確率を3%にまで抑えたものを使っています。造影剤は尿と一緒に排出されるので、検査後に意識して水やお茶を飲むことでその日のうちに体から無くなります。
CT検査を受ける時は、クリニックから直前の食事を抜くように言われます。午前中に受ける人は朝食、午後なら昼食を食べませんが、水やお茶は特別な指示がなければ飲むことができます。検査をする時に服用できない薬があるので、持病などで服用中の薬は医師にも知らせておきます。ホーチミンのクリニックのことならこちら