健康診断でできないことを人間ドックでする

健康診断と人間ドックは同じことをする健診です。法定検診といって労働者や児童生徒に対して健康を促進するために法令に定められたものがあり、それに沿って行って健康であるかどうかを健診していきます。代表的な方法としては、血液検査、尿検査レントゲン、心電図などが挙げられます。健康診断はここで異常を認められた場合、再検査や要観察といったことになり、注意してほしいという勧告を与えることになるでしょう。

人間ドックもこの点は一緒です。しかし健康診断と人間ドックが根本的に違うのは、ある臓器を指定して詳しく調べることができる点であり、健康診断では決して用いられない医療機器で詳しく検査を行うことができる点です。たとえば日常的に喫煙をしているのであれば、人間ドックはレントゲンだけではなくCTや喀痰細胞というものが取り入れられます。気になる部分を重点的に調べることができる点が健康診断とは決定的に違う点です。

そこで結果が出てそれに従うことになります。人間ドックでは多くの場合、がん検診のために用いられることが多いです。健康診断だけでは不安だから、もっと精密に検査してほしい時などに用いると良いでしょう。健康診断に比べると高いですが、会社や住んでいる自治体が補助金として援助してくれることもありますので、そのようなものを利用して行うことをおすすめします。

健康を維持するためにはこういった健診が必要ですので、積極的に受けるようにしましょう。

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